教員らが女子児童の盗撮画像を交流サイト(SNS)のグループチャットで共有したとされる事件で、メンバーの1人で名古屋市立小の元教諭、水藤翔太被告(34)=別事件の器物損壊罪などで起訴=が逮捕後、市教育委員会に「学校で盗撮した画像をグループチャットに投稿した」と説明していたことが16日、分かった。「X(旧ツイッター)やインスタグラムに盗撮画像を投稿していたら、SNSでこのグループに誘われた」との趣旨の話もしたという。
グループには約10人が参加。名古屋市と横浜市の教諭2人が性的姿態撮影処罰法違反の罪で起訴されており、愛知県警はグループの実態の全容解明を進める。
一方、画像や動画の共有には秘匿性の高い通信アプリ「Element(エレメント)」が使われていたことも捜査関係者への取材で分かった。公式サイトによると、エレメントは英国の企業が手がけ、送受信するメッセージを暗号化する技術が取り入れられている。