参院選は19日、選挙戦最終日を迎えた。与野党党首らは議席獲得へ重点区を中心に最後の支持を訴える。石破茂首相(自民党総裁)はJR仙台駅前で街頭演説し、物価高対策として現金給付の意義を説明。立憲民主党の野田佳彦代表は新潟市を訪れ、消費税減税の有効性を説き、政権批判票を取り込みたい考えだ。
今回の参院選は事実上の政権選択選挙との位置付けで、投開票は20日。与野党は、改選124議席(選挙区74、比例代表50)と東京選挙区の非改選欠員1補充の計125議席を争う。首相は自民、公明両党で非改選を含む過半数の議席維持を勝敗ラインと設定している。
公明の斉藤鉄夫代表は激戦の埼玉選挙区で候補者の応援演説に立つ。日本維新の会の吉村洋文代表は東京・新宿駅前で社会保険料の引き下げを提唱する。
共産党や国民民主党、れいわ新選組、参政党も各地でラストスパートをかける。