第27回参院選は20日投票、即日開票された。新人6人が立候補した岐阜選挙区(改選数1)では、自民党の県連女性局長の若井敦子氏(53)=公明推薦=が立憲民主党新人らとの厳しい戦いを制して初当選した。自民は全国的な逆風の中でも組織票を固め、立民や参政党による激しい追い上げをかわした。野党は候補の一本化が一部にとどまって、自民批判票が分散する結果となった。
岐阜選挙区で女性の参院議員が誕生するのは、1996年から2007年まで2期務めた自民の故大野つや子氏以来で2人目。投票率は59・01%で、前回22年の53・59%を5・42ポイント上回って、岐阜選挙区が改選1人区となった13年以降で最高となった。
自民は1人区となって以降では、5回連続での勝利となる。一方の野党は、...