警察庁が、犯罪被害者支援のシンボルマーク「ギュっとちゃん」の露出を急増させている。同庁は支援情報などのポータルサイトを6月に公開し、X(旧ツイッター)のアカウントも新設。今月からは、国家公安委員長や警察庁長官の定例記者会見時の背景ボードにも登場させた。マークを周知し、施策への関心を高める狙いがある。
マークは2010年度に公募し、集まった400点以上の中から決めた。ハートを抱いている絵柄で、優しさと思いやりが表現されているという。愛称は、13年度に2千点以上の中から公募で決まり、犯罪被害者週間などに活用されてきた。
警察庁の太刀川浩一次長は今月、広報協力などを経済界に依頼した。