兵庫県明石市の歩道橋事故から24年、現場の慰霊碑に献花する丸谷聡子市長(左から2人目)=21日夜

 兵庫県明石市で2001年、花火大会の会場と最寄り駅を結ぶ歩道橋に人の流れが集中し、大勢が折り重なるように転倒、11人が死亡した事故から21日で24年となった。丸谷聡子市長と幹部職員が現場の慰霊碑に献花し、犠牲者を追悼した。

 これに先立つ18日には、事故の教訓を市の新人職員に伝えるため、遺族下村誠治さん(67)が研修で講話し、日頃からリスクを把握、共有することの大切さを訴えた。

 事故は01年7月21日夜、明石市の大蔵海岸とJR朝霧駅を結ぶ歩道橋上で発生。0〜9歳の子どもと高齢者の計11人が亡くなり、247人が負傷した。