【ワシントン共同】米ブルームバーグ通信は22日、核兵器の安全管理を担う米エネルギー省核安全保障局(NNSA)が最近、サイバー攻撃に遭っていたと報じた。機密情報の漏えいは確認されていない。中国政府が支援するハッカー集団の関与が疑われているという。

 ブルームバーグによると、攻撃はマイクロソフトのファイル共有ソフト「シェアポイント」を通じて実施された。エネルギー省で18日に被害が確認され、NNSAも被害を受けたという。エネルギー省は「影響は最小限で、復旧を進めている」とコメントした。

 マイクロソフトは22日、攻撃に関係しているとして中国政府が支援する二つのハッカー集団を挙げた。