特殊詐欺の被害を防ごうと、大阪府警四條畷署は、人工知能(AI)付きの小型カメラを大阪電気通信大と共同開発し23日、大東市の金融機関のATMに設置した。利用客が携帯電話で通話しながらATMを操作すると、カメラが自動検知。警告音が鳴り、電話を切るよう促す仕組み。
この日、設置された大阪東部農業協同組合(JA大阪東部)でカメラを使った訓練を実施。利用客役の女性が通話しながら操作すると、ATM上部のカメラ横のスピーカーから「振り込め詐欺の可能性があります」などの音声が流れた。
大阪電気通信大によると、AIが利用客の手首と耳の距離などを読み取り、通話中かどうかを識別する。