高気圧の影響で、日本列島は23日も広い範囲で気温が上昇した。気象庁によると午後5時現在、全国914の観測地点のうち9割を超える849地点で、最高気温30度以上の真夏日となった。比較できる2010年以降で最多を記録した。このうち237地点は35度以上の猛暑日。北海道でも高温で、観測史上最高が11地点に上った。

 24日も多くの地域で厳しい暑さが見込まれ、熱中症に警戒が必要だ。

 気象庁によると、北海道には大陸から暖気が流れ込み、美幌町で38・2度など猛暑日が続出。豊頃町は平年より16度以上高い36・9度だった。風が山を越える際に高温になって吹き下ろす「フェーン現象」が影響し、各地で気温が上がったとみられる。

 23日に全国で最も高かったのは京都府福知山市と福島県伊達市の38・7度。兵庫県朝来市の和田山38・6度、埼玉県鳩山町38・2度と続いた。