ドローンを使って河川の被災状況を調べる国交省の緊急災害対策派遣隊の調査員=2024年9月、石川県能登町

 国土交通省は23日、災害の被害拡大防止や復旧工事を担う緊急災害対策派遣隊(TEC―FORCE)の予備隊員として、災害対応の経験や知識がある民間人の募集を始めた。自治体職員OBや土木・建設関連会社社員らを想定。受け付けは9月17日までで、100人程度を登録する方針。

 予備隊員は災害時に隊の一員となり、国交省職員らの活動をサポートする。被災地に派遣されたり、研修を受けたりしている期間に限って非常勤の国家公務員として活動。被害状況調査などに携わる。活動中は給与が支払われ、金額は地域などによって異なる。

 希望者は各地の地方整備局などに必要書類をメールや郵送で提出。面接を経て、合格すれば10月ごろに予備隊員として名簿に登録される。