旧日本軍の従軍慰安婦問題を象徴する少女像(中央)の前で右派団体が開いた集会=23日、ソウル(共同)

 【ソウル共同】旧日本軍の従軍慰安婦問題を象徴するソウル中心部の少女像前で23日、韓国の右派団体が像の撤去などを主張する集会を行った。「少女像を守る」として、座り込んできた左派団体が最近撤収したことを受け決行。日本の国旗を掲げて君が代を流すなどし、付近は一時騒然とした。

 慰安婦問題の解決をうたった2015年12月の日韓合意以降、左派団体が昼夜座り込みを続けてきたが、韓国メディアによると、団体代表が警察の捜査を受け「警察への抗議に注力する」などとして19日に撤収した。これを受け、右派団体が集会を開いた。

 集まった二十数人が、慰安婦問題を追及する運動を「詐欺だ」などと主張した。