熊本県八代市の参院選投票所で、息子の投票所入場券を示して投票した男性が、8月の市議選に立憲民主党公認で立候補予定だったことが25日、立民県連への取材で分かった。熊本県警は公選法違反(詐偽投票)の疑いもあるとみて調べている。立民県連は公認を取り消し、男性は出馬しない意向だという。

 男性は吉田諭祐氏(47)。市選挙管理委員会によると、吉田氏は今月20日、投票用紙の交付を受ける際、担当者から息子かどうか確認されると「はい」と回答。投票後に、吉田氏が18日に期日前投票を済ませていたことが判明した。

 立民県連は「県民に申し訳ない」とコメントした。