定期便の運航が始まり、大分空港を出発するホーバークラフト=26日午前

 水陸両用の乗り物「ホーバークラフト」を運航する「大分第一ホーバードライブ」(大分市)は26日、大分空港と大分市内を海上で結ぶ定期便の運航を始めた。定期便は国内唯一となる。これまで訓練中の事故が相次ぎ、当初24年3月までを目指していた就航予定が、1年以上遅れた。

 始発は午前6時55分ごろ、大分市の発着場で満員の80人が乗り込み、大分県国東市にある大分空港に向かった。

 一番乗りだった大分市の介護士川野凌大さん(25)は「方向転換で多少揺れたが、アトラクション感覚だった」と話した。

 大人運賃はスマートフォンでの事前決済は2千円、現地支払いは2500円。1日8便で、今後増便を目指す。