参院選で大敗しながら続投を表明した石破茂首相に対し自民党議員らから退陣要求が相次ぐ中、市民が首相を激励する集会が25日夜、官邸前で開かれた。集まった500人以上は「石破辞めるな」「踏ん張れ」などとシュプレヒコールを上げた。消極的な支持も見られた。
千葉県木更津市の玉置徹也さん(81)は「金権体質でなく、政策も現実的だ」と石破政権を評価。自民内で首相退陣論が出ていることについて「責任を押し付けている」と批判した。
福島市の男性会社員(23)は政権交代を望んでいるが現実的ではないため、石破首相の続投を消極的に支持。「(政権を維持したとしても)今より悪い方向には行かないだろう」と話した。