自民党の茂木敏充前幹事長は26日公開の自身のユーチューブ番組で、参院選の自民大敗を受け、石破茂首相(党総裁)の退陣を要求した。「リーダーも含めて主要なメンバーを決め、やり直していく姿が党再生のためには必要だ」と述べた。「衆院選、東京都議選、今回参院選で3連敗だ。スリーアウトチェンジの状態だ」とも指摘した。

 旧茂木派の会長を務めていた茂木氏は、昨年の総裁選を首相と争った。「ポスト石破」候補の中で、公に辞任を求めたのは初めてとみられ、「石破降ろし」が加速する可能性がある。

 茂木氏は番組で、敗因として自民が国の将来像を語っていないと強調した。