川崎市の解体工事現場から銅線約2・9トン(時価350万円相当)を盗んだとして、警視庁捜査3課は28日までに、窃盗と建造物侵入容疑で、ベトナム国籍の住所不詳、無職グエン・シー・タイン容疑者(34)を逮捕し、別のベトナム国籍の男(25)を再逮捕した。同課によると、タイン容疑者は「銅線を盗んでいません」と供述し、もう1人は黙秘している。

 逮捕、再逮捕容疑は5月1〜2日、解体工事現場に侵入し銅線を盗んだ疑い。

 同課は容疑者らのグループが埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、長野の1都5県で約50件の銅線などの窃盗に関わっているとみて調べている。