【ロサンゼルス共同】米司法省は29日、カリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)で昨年起きたイスラエルによるパレスチナ自治区ガザ攻撃に反対するデモで、大学による憲法や公民権法への違反を認定したと発表した。ユダヤ系学生らへの攻撃や嫌がらせがあったのに適切な対応をしなかったとしている。
地元紙によるとUCLAは同日、デモで権利を侵害されたとしてユダヤ系学生ら4人が大学側を訴えた訴訟で、各原告に5万ドル(約740万円)を支払うなどとする和解案を発表した。大学は声明で「反ユダヤ主義と闘う」と強調。ユダヤ系学生らを支援する8団体に計233万ドルを寄付すると明らかにした。