【香港共同】マカオ警察は31日、昨年の行政長官選挙を妨害したとして、国家安全維持法(国安法)違反の疑いで、68歳の男を逮捕したと発表した。地元メディアによると、逮捕されたのは立法会(議会)の区錦新元議員で、反中国活動などを取り締まる同法が2009年に施行されて以来、初の逮捕者。
警察などによると、区元議員は22年から外国の反中国組織やその関連メディアにマカオの情報を提供してマカオ政府への憎悪をあおり、行政長官選挙を妨害。外国政府がマカオに対して敵対的な行動を取るように誘導したとされる。
国安法の「外国組織などとの連携による国家安全危害」の罪に当たるとされた。