【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザ北部の検問所で30日、食料搬送のトラック周辺に集まった住民らへの発砲があり、ガザ当局によると、51人が死亡した。地元メディアによると、イスラエル軍は31日、「部隊は警告射撃をしたが、群衆には発砲していない」と主張した。一方、ガザ当局はイスラエル軍による虐殺としており、詳細は不明。
ガザでは食料不足から飢餓が深刻化し、配給拠点やトラックの周辺に住民が殺到。さらに集まった群衆をイスラエル兵が銃撃するケースが相次ぐ。支援物資の搬入は徐々に増えてきたが十分ではなく、フランスのバロ外相は8月1日からヨルダンと協力し食料を空中投下すると明らかにした。