大相撲秋場所(9月14日初日・両国国技館)での十両復帰を決めた朝乃山が4日、東京都墨田区の高砂部屋で稽古を再開し「まだ通過点。何の喜びもない。ここから新たなスタートだ」と引き締まった表情で語った。左膝の大けがからのさらなる復活を目指す31歳の元大関は、四股やすり足などの基礎運動で入念に体を動かした。
名古屋場所後は体調不良に陥り、体重が10キロ近く落ちたという。8月は部屋での稽古に加え、ジムに通って下半身を徹底的に鍛える方針。「相撲はまだまだ甘い部分がある。関取は15番取るし、けがをしないようにしたい」と狙いを語った。