JR北海道は4日、新たに導入を予定する観光列車「赤い星」「青い星」について、2027年2月以降に運行を開始すると発表した。当初26年春を目指していたが、車両の補修に想定より時間がかかることが判明し、計画を変更した。
赤い星は27年2月にデビュー予定。オホーツク海側の流氷シーズンに合わせ、函館線・石北線の札幌―網走間を2日かけて1往復するほか、4〜7月は釧網線の釧路―知床斜里間を運行。秋にかけては旅行会社主催の道内クルーズも想定する。
青い星は、ラベンダーの開花時期を中心とする6〜9月、富良野線の旭川・美瑛―富良野間でお目見え。28年1〜3月は釧網線網走―知床斜里間を1日2往復する。
いずれも気動車キハ143形をベースに、JR九州の豪華列車「ななつ星in九州」などを手がけた水戸岡鋭治氏がデザインを担当。赤い星には靴を脱いで利用する畳敷きの茶室も設ける。