参院予算委の集中審議で質問する参政党の神谷代表=5日午前

 参政党の神谷宗幣代表は5日、参院選での議席増を受け、参院予算委員会で初めて質問に立った。日米関税交渉合意に関し「不平等条約を押し付けられた感覚を持っている国民もたくさんいる」と強調。日本に対する15%の「相互関税」に触れ「ゼロにする交渉が必要だ。突きつけられた条件をのむような外交交渉では非常に心もとない」と批判した。

 石破茂首相は「日本政府は最大限の努力をした。今後も関税が下がるよう努力する」と答えた。

 神谷氏は、選挙期間中に外国勢力による交流サイト(SNS)への介入が懸念されると指摘。「わが党は後ろにロシアがいると言われ、大きな迷惑を被った」と語った。