ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスで、カーテンコール中にパレスチナ旗を掲げる出演者=7月19日(@sydcas提供、ロイター=共同)

 【ロンドン共同】英ロイヤルバレエ&オペラは5日までに、新作オペラ「トスカ」の上演をイスラエルの歌劇団に許可しないことを決めた。パレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエルの歌劇団への協力は「大量虐殺行為の黙認」だとして、ダンサーや音楽家ら約180人が上演権貸与に反対する署名を公開していた。英紙タイムズが報じた。

 歌劇団はイスラエルでトスカの公演を行う予定だった。英団体のメンバーは歌劇団がイスラエル兵をねぎらうため無料チケットを提供していると抗議していた。

 英団体が拠点とするロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスでは7月、出演者がパレスチナ旗を舞台で掲げ、物議を醸していた。