東京都港区のソニーグループ本社

 ソニーグループは7日、2026年3月期連結純利益予想を5月時点の9300億円から9700億円に引き上げた。トランプ米政権の関税措置により本業のもうけを示す営業利益が1千億円程度下押しされると試算していたが、700億円程度に縮小する見込みになったため。売上高は11兆7千億円と従来見通しを据え置いた。

 同時に発表した25年4〜6月期連結決算は、純利益が2590億円だった。国際会計基準(IFRS)に基づき、10月に分離・独立させる金融子会社を除いた比較で前年同期比23・3%の増益となった。