7日午後0時半ごろ、茨城県沖の太平洋上に航空自衛隊のF2戦闘機1機が墜落した。パイロット1人が乗っていたが、脱出して無事。飛行訓練中だったといい、空自が当時の状況を調べるとともに機体を捜索している。自衛隊では近年、乗員が死亡する事故が相次いでおり、安全管理の在り方に批判が出そうだ。
空自によると、墜落機は百里基地(茨城県)所属。飛行中に何らかの異常が起き、パイロットが緊急脱出装置を作動させた。同基地所属のヘリコプターが現場海域で救助し、病院に搬送した。意識はあるという。
フライトレコーダーを搭載していたといい、空自は回収を急ぐほか、パイロットからの聞き取りを進める予定。