自民党は8日、党大会に次ぐ重要な意思決定機関である両院議員総会を党本部で開く。石破茂首相(党総裁)は続投方針を堅持しており、今後の党運営方針を説明する考えだ。一方、早期退陣を求める批判勢力の間で反発が広がり、総裁選の前倒しに向けた動きが加速する可能性もある。企業・団体献金の規制強化を巡る首相指示や、日米間の見解相違が明らかになった米関税交渉合意に対する追及も予想される。
首相はこれまで日米関税交渉合意の実行と、影響を受ける企業への支援に万全を期すとして続投方針を重ねて表明してきた。6日の記者会見では「不安をお持ちの方々に的確に応えることは政府として極めて重要だ」と強調した。