やりがい聞いてみました

3月開所のライフ・ネット忠節のリーダー 澤村さん

3月に開所したばかりの新施設で、リーダーとして活躍している澤村さん=岐阜市忠節町、ライフ・ネット忠節

-3月にできたばかりの新施設ですが、7月末現在の状況は。

 ライフ・ネット忠節は、グループ最大の86床の規模を誇るサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)で、サ高住としては珍しく、看護師が常駐していまして、2階部分は医療行為が常時必要な方にも過ごしていただけるナーシングとして運用しています。3、4階は一般居室、1階はデイサービスとなっています。まだ4階部分は使っていませんが、まもなく定員の半分が埋まりそうなところまできていますので、4階のオープンも見えてきました。

 施設のあるエリアは高齢者の割合が高いと言われており、実際に利用されている方もこの地域の方が大半です。「介護が必要になっても住み慣れた地域で過ごしたい」ということは誰もが願うことでしょうから、地域のニーズに応えることができているのではと手応えを感じています。見学は随時受け付けていますので、将来のためにという方でもぜひお越しください。

-澤村さんが介護職員になったきっかけは。

 十数年前から介護職をしています。もともとは事務職をしていましたが、出産を機に退職しました。子どもが3歳ぐらいになったタイミングで再び働きたいと思い、見つけたのが病院での介護の仕事でした。若い頃は正直、医療や介護に興味を持ったことはありませんでしたが、育児のおかげで誰かをケアする自分がイメージできるようになりました。また、医療や介護の施設は、託児所を併設しているところも多く、そういった安心感から、介護職員として一歩踏み出すことにしました。求職中にヘルパー2級(現在の介護職員初任者研修)を取り、国家資格の介護福祉士は割と早いタイミングで取得しました。

-ライフ・ネット忠節で働こうと思ったきっかけは。

 病院の後は、介護老人保健施設(老健)で働きました。病院も老健も、介護度の高い方のケアが多かったので、介護度の比較的低い方もいる施設で働いてみるのも良い経験になるのではと思っていたところ、自宅近くにライフ・ネット忠節ができると知り、ここで頑張ってみることにしました。新たな挑戦を、新しい施設、新しい人間関係でできるワクワク感はとても良いものですね。

-やりがいは。

 利用者との会話がとても楽しいです。街の中心部に近いからか、お店をしていた方が多く、住民同士のつながりも強い印象です。近くにあるお気に入りの飲食店の話、昔の柳ケ瀬の話、商売をしていた時の心得など、話題は多岐に渡ります。

 また、レクリエーションも楽しいです。今はいろいろな計画を立てる立場ですので、終わった後に「楽しかった」「良かった」と言っていただけるとうれしいですしほっとします。お誕生日会や季節の行事などの比較的大きなレクリエーション以外にも、意見を聞きながら、花札やトランプ、クイズ大会などを毎日のように行っています。花札は、利用者の中に得意な方がいますので白熱していますよ。

-今後の目標は。

 利用者の皆さんには、できる限り、自宅にいたときと同じような生活をしていただきたいです。私たちスタッフと、もしくは家族の方と、花見や買い物に出かけるなどして、岐阜市中心部での暮らしを最期まで楽しんでいただきたいですね。