トヨタ自動車が採用した、ウインカーに合わせて路面に光の矢印を照射する国内メーカー初の機能が好評だ。5月下旬に一部改良したスポーツタイプ多目的車(SUV)「カローラクロス」に搭載され、6月末時点で目標の約2倍となる約9千台を受注した。夜間に見通しの悪い交差点から車が出てくることを歩行者や周辺車両に知らせ、事故の防止を狙う。
運転手がウインカーを出すと、車が曲がる方向の約2メートル先の路面にV字形をしたオレンジ色の矢印を照射する。カローラクロスで設定した4グレードのうち、搭載された上位2車種の希望小売価格は343万円から。