石破茂首相は12日、妻佳子さんとともに千葉県勝浦市の漁港を訪れ、2008年に海上自衛隊のイージス艦と漁船による衝突事故で犠牲となった漁船の親子2人を追悼した。海に向かってお清めの塩と酒をまき、手を合わせた。首相は事故当時の防衛相で、防衛相退任後も毎年お盆に合わせ、遺族の元を訪問している。

 事故は08年2月に発生。海自イージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」が衝突し、漁船の2人が死亡した。この日、首相は遺族宅で線香をあげた。その後、近所のすし店に移動し、遺族と約1時間半過ごした。