【ワシントン共同】米紙ワシントン・ポスト電子版は12日、トランプ政権が国内で市民の抗議活動などが激化し騒乱状態になった場合に備え、即応部隊の新設を検討していると報じた。州兵600人で構成し、早ければ2027会計年度(26年10月〜27年9月)にも設置する計画としている。

 部隊は南部アラバマ州と西部アリゾナ州の拠点に300人ずつが常駐し、米国を南北に縦断するミシシッピ川の東西で管轄地域を分ける。最終決定はされておらず、変更もあり得るという。

 トランプ氏は6月、西部ロサンゼルスでの不法移民取り締まりを巡る抗議デモに対応する名目で約4千人の州兵を動員し、地元知事や市長の反発を招いた。