13日午前の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が続伸し、取引時間中として初めて4万3000円台を付けた。2日連続で史上最高値を更新。前日終値からの上げ幅は一時600円を超えた。前日の米国市場で主要な株価指数が上昇したことを好感した買い注文が広がった。
午前終値は前日終値比582円90銭高の4万3301円07銭。幅広い銘柄で構成する東証株価指数(TOPIX)も続伸し、27・48ポイント高の3093・85。取引時間中の最高値を更新した。
前日発表された7月の米消費者物価指数(CPI)の前年同月比上昇率が市場予想を下回り、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測が拡大。これを受けて米国市場で、ハイテク株主体の株価指数などが最高値を更新した。この流れが波及した13日の東京市場でも、朝方から株価水準が高い半導体関連銘柄を中心に値を上げた。
平均株価は今年4月、米中による関税の応酬が世界経済の急激な減速につながるとの見方から急落し、一時3万1000円を割り込んだ。