14日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=146円台後半で取引された。

 午前10時現在は前日比84銭円高ドル安の1ドル=146円68〜69銭。ユーロは95銭円高ユーロ安の1ユーロ=171円76〜82銭。

 ベセント米財務長官が米連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利はより低い水準にあるべきだと語ったと伝わり、米国の早期利下げ観測が拡大。米長期金利が低下し、日米金利差の縮小を意識した円買いドル売りが進んだ。

 市場では「ベセント氏が日銀の金融政策について、インフレ抑制の必要性があるとの考えを示したことも円買いにつながった」(外為ブローカー)との声があった。