山陰の夏の夜を彩る「鳥取しゃんしゃん祭」のメインイベントで、鈴を付けた色鮮やかな傘を手に練り歩く「一斉傘踊り」が14日、鳥取市で開かれた。約3200人の踊り手が市街地を埋め尽くした。
地元の企業や学校でつくるグループ「連」ごとにそろいの浴衣や法被で着飾り、赤や青で塗られた和傘を回して鈴の音を響かせた。雨乞いが起源の伝統的な振りに加え、各連で独自に創作した舞を披露した。
2人の孫を沿道から応援した鳥取市の中村重秋さん(65)は「2カ月前から練習していたので、今日は様になっていた」と楽しそうに話した。
参加人数の増加により、2019年以来の2部制での開催となった。