ボリビア大統領選の右派候補ホルヘ・キロガ元大統領の集会に出席する支持者=13日、ラパス(AP=共同)

 【ラパス共同】南米ボリビアで17日、左派アルセ大統領の任期満了に伴う大統領選が行われる。世論調査では米国との関係強化を訴える右派候補2人がリード。暫定政権期間を除き約20年続いた左派政権が交代し、対米協調路線にかじを切るとの見方が強まっている。

 最新の調査では中道右派の実業家サムエル・ドリアメディナ氏(66)が支持率21・6%で首位。次点は20・0%の右派ホルヘ・キロガ元大統領(65)。両候補は対米関係強化に加え、ベネズエラやキューバとの友好関係解消を唱えている。

 左派勢力は主導権争いによる分裂から支持が伸びず、アンドロニコ・ロドリゲス上院議長(36)は7・2%にとどまる。