【ニューヨーク共同】米ニューヨーク市マンハッタンにあるセントラルパークで名物の馬車を禁止すべきだとの議論が注目を集めている。公園の管理団体は12日に安全上の懸念から禁止を支持すると表明した。市議会には既に禁止法案が提出されており、審議の機運が高まって採択されれば来年6月に馬車の営業は認められなくなる。
「軽々に決断したわけではない」。セントラルパーク管理委員会のスミス代表はアダムズ市長らに宛てた12日付の書簡でこう前置きした上で、来園者が年間4200万人にまで増える中、馬車の危険性が高まっているとし、禁止する必要性を強調した。
書簡によると、5月に馬が暴走する事案が2件相次いだ。