株主総会で話すソフトバンクグループの孫正義会長兼社長=6月、東京都千代田区

 ソフトバンクグループ(SBG)は19日、経営難に陥っている米半導体大手インテルに20億ドル(約3千億円)を出資すると発表した。人工知能(AI)など先端技術への投資を強化する一環で、米国での半導体生産を支援する。孫正義会長兼社長は声明で「半導体はあらゆる産業の基盤だ」と強調した。

 インテルの普通株式を1株当たり23ドルで取得する契約を結んだ。インテルを巡ってはトランプ米政権が出資を検討しており、米ブルームバーグ通信は18日、インテル株の約10%を取得する方向で調整していると報じた。