静岡県沖の遠州灘で18日に発生した地震で、緊急地震速報の予報の震度が過大になるトラブルがあったことが19日、気象庁への取材で分かった。東海沖海底にある地震観測システムの地震計のデータに異常があったためで、気象庁は原因が判明するまで地震計2台の運用を停止した。付近で地震があった場合、緊急地震速報の発表が平常時より最大で数秒遅れる恐れがある。
気象庁によると、地震は18日午前8時33分に発生。予報は鉄道会社などに向けて発表され、静岡県や愛知県などで震度4程度の揺れを予測したが、実際の最大震度は2だった。
その後の調査で、システムの地震計2台で地震の規模が過大に算出されたことが判明した。