東京証券取引所

 19日午前の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が方向感を欠く展開となった。取引開始直後は、前日の米国市場でハイテク株主体の株価指数が上昇したことを好感した買い注文が優勢で、取引時間中としての最高値を連日更新した。買い一巡後は、高値警戒感から利益を確定する売り注文が出て、下落に転じる場面もあった。

 午前終値は前日終値比61円99銭安の4万3652円32銭。東証株価指数(TOPIX)は1・70ポイント安の3119・26。

 開始直後は半導体関連銘柄の値上がりがけん引した。外国為替相場が円安ドル高方向に振れたことが支えとなり、自動車など輸出関連銘柄の一角も買われた。