事件を受けて封鎖されたクリスマスマーケット=2024年12月21日、ドイツ東部マクデブルク(共同)

 【ベルリン共同】昨年12月にドイツ東部マクデブルクのクリスマスマーケット(市場)に車が突っ込み6人が死亡、309人が負傷した事件で、地元検察は19日、殺人や殺人未遂などの罪でサウジアラビア出身の医師の男(50)を起訴したと発表した。

 事件を巡っては男がソーシャルメディアに無差別殺人の予告とも取れる投稿をし、連邦移民難民庁や対外情報機関の連邦情報局に情報が寄せられていたことが判明。事件を未然に阻止できなかった当局への批判が強まるきっかけとなった。

 地元メディアによると男は2006年からドイツに居住し、16年に政治難民に認定された。