大坂なおみ、内島萌夏、西岡良仁

 全米オープンテニスは24日にニューヨークで開幕する。シングルスは女子で大坂なおみが過去2度の優勝を誇る好相性のハードコートで、今季の四大大会最終戦に臨む。出産から復帰後の四大大会は3回戦が最高だが、大会前に格付けが高いツアーで準優勝した。今大会は第23シードとなり、自身の“庭”で完全復活を期す。

 内島萌夏は初戦突破を目指す。

 優勝争いは前回覇者でベラルーシ出身のアリーナ・サバレンカ、前哨戦のシンシナティ・オープンを制したイガ・シフィオンテク(ポーランド)やコリ・ガウフ(米国)らが有力視され、混戦模様だ。

 男子は昨季から四大大会のタイトルを分け合うヤニク・シナー(イタリア)とカルロス・アルカラス(スペイン)の2強が抜けている。シンシナティ・オープンではシナーがアルカラスとの決勝を体調不良で棄権した。今年のウィンブルドン選手権決勝でアルカラスを破り、前回王者でもあるが、回復具合が2連覇の鍵となる。

 ここ2シーズン、四大大会で精彩を欠く西岡良仁は奮起が待たれる。錦織圭は腰痛のため欠場となった。