東ティモールのラモスホルタ大統領(左)との会談を前に握手する石破首相=26日午前、首相官邸

 石破茂首相は26日、東ティモールのラモスホルタ大統領と官邸で会談し「安全保障や経済分野などで協力を進め、地域・国際社会の課題でも連携を深めたい」と述べた。ラモスホルタ氏は日本の支援に謝意を示した上で「両国のパートナーシップをさまざまな分野で発展させたい」と応じた。

 会談で首相は「インド洋と西太平洋を結ぶ東ティモールとの連携を重視している」と強調。両首脳は日本が同志国軍に防衛装備品を供与する「政府安全保障能力強化支援(OSA)」を通じ、安保協力を進める方針を確認した。

 東ティモールは今年10月に東南アジア諸国連合(ASEAN)に正式加盟する見通しだ。首相は祝意を伝えた。