石川県は28日、昨年9月に発生した奥能登地域の豪雨災害から1年となる来月21日に、輪島市、珠洲市、能登町の公共施設に献花台を設置すると発表した。当日は馳浩知事が3市町を訪れて献花し、犠牲者の喜三翼音さん=当時(14)=が巻き込まれた輪島市久手川町では黙とうする。式典は行わない。

 馳氏は28日の記者会見で「直接足を運ぶことを選択した」と述べた。県は今年元日、能登半島地震と豪雨による犠牲者の追悼式を開催していた。

 献花台を設置するのは輪島市役所や珠洲市の大谷公民館、能登町役場などで、主に午前9時から午後3時まで。