商用車大手のいすゞ自動車は28日、北海道むかわ町にある試験場の敷地内に、自動運転車専用のテストコースを新設すると発表した。実際の走行を通じてデータを収集し、自動運転技術の早期開発につなげる。2026年夏に一部コースの使用を開始し、27年9月に本格稼働する予定。
テストコースの広さは約19万平方メートルで、市街地や郊外、高速路での合流などを想定したコースを設ける。総投資額は約74億円。将来は自動運転技術を開発するベンチャー企業や自動車部品会社などグループ外の企業も利用できるようにする。
いすゞは27年度に特定の条件下なら運転手不要で走行できるレベル4のトラック・バスの実用化を目指している。