北海道マラソンで、雪玉を受け取るランナー=31日午前、札幌市
 北海道マラソンで、北海道庁旧本庁舎「赤れんが庁舎」前を駆け抜けるランナー=31日午後、札幌市
 北海道マラソンで、用意された雪のかたまりに触れるランナー=31日午前、札幌市

 大規模な大会としては国内で唯一の夏開催の北海道マラソンが31日、札幌市中心部で行われ、国内外から約1万9千人が参加した。気象庁によると最高気温は26・9度と、猛暑日が続く列島各地と比べて過ごしやすい気候で、ランナーはボランティアが配る雪玉で体を冷やしながらゴールを目指して走った。

 曇り空の下、午前8時半に市中心部の大通公園をスタート。暑さ対策として4トンの雪が用意され、沿道で氷も配られた。大阪府池田市の会社員関谷雅人さん(49)は「アップダウンは少なく走りやすかった」と笑顔で振り返った。

 男子は大塚製薬の上門大祐選手(31)、女子はベアーズの坂口愛和選手(23)が優勝した。