ピンクに染めた和紙の花をしないに巻き付ける美濃花みこし連の山口一之会長(右から2人目)ら=美濃市相生町

 美濃市観光協会と市は20日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため3年連続中止となっている「美濃まつり」の呼び物「花みこし」を巡行するイベントを、大型連休の5月3~5日、岐阜県美濃市のうだつの上がる町並みを会場に開くと発表した。風刺を効かせた寸劇「仁輪加」も演じられる。同日、市役所で会見を開いた。イベント当日に花みこしを担ぐ「美濃花みこし連」のメンバーは、みこしに使う和紙の花を細い竹に巻き付ける「花巻き」の作業を急ピッチで進めている。本番まで約2週間となり、3年ぶりのみこしに胸を躍らせている。

 イベントは、「GWを盛り上げようinうだつの町並み」。市観光協会と市が主催する形で開く。3、4日はうだつの上がる町並みを歩行者天国にし、各日午前、午後の計2回、「花みこし」1基が巡行。午前は子どもみこしも練る。同じく両日午前、午後計2回「仁輪加」を上演する。3日は山車・練り物を展示。5日は花みこしを展示する。

 花みこしを担ぐみこし連のメンバーは、4月上旬から準備を始めた。16、17日も同市相生町の倉庫で各町から集まったメンバー10人が熱心に作業した。「いつお呼びがかかっても良いように準備しておいた」と話すのは会長の山口一之さん(67)=同市西市場町=。今回はストックしていたり譲り受けたりした和紙があったためにすぐに準備に取りかかれたという。

 「美濃まつり」は市中心部、八幡神社の祭礼。呼び物の花みこし、山車・練り物は昨年12月、流し仁輪加は今年2月に、それぞれ準備や稽古の期間を考慮して中止を決めていた。花みこしは通常だと約15基が練り歩く。山口さんは「祭りで1年が始まり、1年が終わる。この3年は本当に寂しかった。久しぶりに担ぐのを楽しみにしている」と話した。