思春期の子を持つ保護者の皆さん、性教育のこと気になりませんか。学校ではどんなことを習うの? 親としてどんな声掛けをするべき? 疑問や不安はいろいろあるけれど、人に相談もしづらい。中1、小4、小2と3人の男児を育てる40代母親ライターが、令和の性教育の現場を体験し、親としての向き合い方を考えます。第1回は、県内の中学校でも実施された性教育の模擬授業に参加してきました。耳慣れない言葉が次々と出てきて、驚きの連続。30年前に受けた性教育とはまったく違っていました。(岐阜新聞デジタル独自記事です)
◆いろんな人がいて当たり前
2026年3月、岐阜市内のコミュニティーセンターで、現役養護教諭による性教育の模擬授業が行われました。筆者同様、性教育に関心を持つ人や養護教諭、教育を学ぶ学生ら15人ほどが受講しました。
「LGBTHQ」。冒頭、講師はホワイトボードに6つのアルファベットを書き、受講者に問いかけました。「これ、何のことか分かる?」
6つのアルファベットのうち、LGBTは性的少数者であるレズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(出生時の性別と性自認が一致しない人)の頭文字。近年は当事者団体の活動や法整備に関するニュースを通じて、耳にする機会も増えています。実際の授業でも、「知っている」と答えた中学生は多かったそう。
これに多数派であるH(ヘテロセクシュアル、異性愛者)とQ(クエスチョニング、性自認や性的指向が定まっていない人)を併せ、性の多様性を表します。
講師は「みんなは一人一人顔が違って、背が高い人も低い人もいる。それぞれ好きなことは違うし、運動が得意だったり苦手だったりする。性もそれと一緒。いろんな人がいるのが当たり前で、自分もその中の一人なんだよ」と、子どもたちに分かりやすい話し方で多様性を伝えました。
◆性の在り方は多様
さらに講師は、個々の性の在り方として4つの要素を示しました。...








