堀祥岳安国寺住職によるシーズンの無事とコロナ収束祈願で滝開きを迎えた宇津江四十八滝=高山市国府町宇津江

 岐阜県高山市国府町宇津江の「宇津江四十八滝」で26日、滝開きが行われ、シーズンの安全とコロナ禍収束を祈願した。

 一帯は県立自然公園で、高さ18・8メートルの王滝をはじめ大小13の滝が織りなす四季折々の風情が楽しめる。滝開きはコロナ禍で2年間は規模を縮小したが、今年は関係者約30人が参列。積雪が多かったため例年より約1週間遅い滝開きとなった。

 滝開きの安全祈願会は不道明王を祭る上段滝に向かっての平滝前踊り場と、弁財天や薬師如来を祭る滝入り口の2カ所で営まれた。同町西門前の安国寺住職・堀祥岳さん(45)の厳かな読経が水しぶきをあげる滝に響き渡る中、参列者が次々に焼香し、今季の盛況と無事への祈りを捧げた。

 滝を管理運営する飛騨国府観光の加藤叶社長(85)は「滝からのマイナスイオンを体いっぱいに浴びて、多くの人に健康、快適に過ごしていただきたい」とあいさつした。昨年はコロナ禍で年間来場者は3万人。今年は3万5千人の来場を見込む。