米粉うどんを手にする今井隆社長(右)と中川政彦社長=下呂市萩原町大ケ洞、龍の瞳本社

 岐阜県下呂市発祥のブランド米「龍の瞳」の精米などで出る規格外のコメを活用した米粉うどんが誕生した。生産・販売を手掛ける「龍の瞳」(同市萩原町大ケ洞)が、丸中製麺所(同市野尻)と共同で開発した。

 精米する過程で割れたり欠けたり、基準の大きさに満たなかったコメを活用。これまでも、子ども食堂などに寄せるなどしてきたが、米粉として利用することにした。

 昨年暮れに開発に着手。龍の瞳の今井隆社長は「地域協働の品として、おいしいうどんができた」と話す。ウクライナ情勢や円安の影響で小麦の価格が高騰する中、フードロスや食糧自給率の観点からも「今後も加工品を手掛けたい」という。

 米粉100%のうどんで、丸中製麺所の中川政彦社長は「小麦に含まれるグルテンが米粉にはなく、麺が切れやすく加工が難しかった。龍の瞳は粘り気があるコメ。独特の風味と歯触りがあるうどんになった」と話す。

 半生のうどん1パック130グラムで300円。自社直販や通販などで扱う。土産物店などにも販路を広げたいという。