今年4月にあったイベントで山林に設けたコースを勢いよく下る参加者=中津川市手賀野、根の上高原
根の上高原で初開催されるエクステラの大会をPRする島本誠代表
昨年7月に実施された模擬レースでゴールテープを切る出場者=中津川市手賀野、根の上高原

 オフロード版のトライアスロン競技「エクステラ」の大会が今夏、岐阜県中津川市の根の上高原で初めて開催される。標高約900メートルにある同高原は競技に適した自然環境がそろい、各地から参加する出場者にとってアクセスも良好。大会関係者は里山の環境保全やスポーツツーリズムの振興を図り、世界選手権の国内予選を開催することを目指している。

 エクステラは米国ハワイ発祥のスポーツ。自然の中でスイム(水泳)、マウンテンバイク(MTB)、トレイルランニングの3種目を順番にこなし、順位を競う。現在は群馬県片品村の丸沼高原が世界選手権の国内予選会場となっている。

 中津川、恵那市にまたがる根の上高原の中津川市側では、世界選手権で優勝経験がある会社員松葉桂二さん(67)=同市=が、山林所有者の許可を取って練習を続け、MTBで走る際にはコース整備として山の手入れを行っている。イベントも企画し、里山の活用につなげている。「1周12・5キロの長い距離を走れるMTBのコースはそうそうない」と紹介する。

 大会関係者が根の上に興味を持ち、昨年7月に水泳なしで、模擬レースを実施した。雨中のレースとなったが、参加者の評価は上々で、今夏の大会に向け弾みがついた。今年4月には46人が参加し、ササの草刈りや倒木の処理を行い、MTBで山林を駆け抜けた。

 大会は「XTERRA(エクステラ) JAPAN 2022Nenouekogen」。7月29日~8月1日の4日間の日程で行われる。水泳の会場は根の上湖。エクステラ以外にも、ランとMTBの「デュアスロン」、水泳とランの「アクアスロン」などの部門を用意した。最終日はコースを清掃しながら歩くボランティアウオーキング(参加無料)を企画し、里山の自然に触れる機会をつくった。

 31日まで出場者を募集している。大会事務局(和歌山市)の島本誠代表(47)は「気候が良く、MTBに乗るにもちょうどいい起伏がある。初心者にもお薦めできるコース」と根の上の魅力を話し、「将来的には丸沼と交互に国内予選を開催していきたい」と意気込んでいる。