実証実験が行われているスケートボード専用エリア=飛騨市神岡町夕陽ケ丘

 スケートボードを楽しむ施設の整備に向けた岐阜県飛騨市による実証実験が、同市の神岡町と古川町で行われている。屋外の駐車場の一部をスケートボードの専用エリアに設定し、利用状況と安全性や周辺への物音などの影響を調べ、設置場所などを検討する。

 市民からスケートボードができる環境の改善を望む声があり、市議会でもスケートボードエリアの設置に関する質疑が行われたことなどから、市は市民の意向を知るためのアンケートを昨年11月に実施した。

 アンケートは市内の小学生と保護者、中学生、高校生の1991人を対象に行い、1898人から得た回答によると、スケートボードの所有者は2割弱でスケートボードエリアの整備希望者は4割ほどだった。

 スケートボード愛好者の増加も見込めることから、専用エリアの整備に備えた調査を行うことにし、地元の意向などを聞いて市所有地で神岡町夕陽ケ丘にある市営夕陽ケ丘駐車場と古川町杉崎の古川西小北西側駐車場の一部を専用エリアに設定。6月30日までの1カ月余の期間で実証実験を進めている。

 市営夕陽ケ丘駐車場は広さが約550平方メートル、古川西小北西側駐車場は広さが約200平方メートルで、いずれもアスファルト舗装。駐車場とネットで仕切られ、エリア内にジャンプ台や壁、レールなどのセクションと呼ばれる構造物が配置されている。利用できる時間や方法などは、それぞれのエリアに記されている。

 市は利用の状況とともに舗装など安全な施設の在り方、騒音といった周辺への影響を調べ、地元の人たちの考えなどを聞いてスケートボード専用エリアの設置場所や規模、利用のルールなどを協議する。