国宝犬山城を望む木曽川で開幕した「木曽川鵜飼」=愛知県犬山市

 国宝犬山城を望むことができる岐阜県各務原市、愛知県犬山市境の木曽川で1日、約1300年続く伝統の「木曽川鵜飼」が開幕した。鵜匠や鵜の姿をはっきり見ることができる全国でも珍しい「昼鵜飼」では、関係者らが鵜匠の巧みな手縄(たなわ)さばきに見入っていた。10月15日まで。

 冒頭に、両市の関係者らが河川敷で今季の安全を祈願。その後、関係者ら42人が観覧船3隻に乗り込み、人と鵜が一体となって織りなす伝統の漁を間近で見て楽しんだ。

 昨年までの2年間は新型コロナウイルス感染拡大の影響で観覧船の乗船客数が新型コロナ流行前の2万人前後から3千人台まで激減したが、今季は6月分ですでに2276人の予約が入るなど回復傾向にある。

 密を避けるために35人乗りだった観覧船1隻を16人乗りにして、家族や小グループで楽しめる「ウィズコロナ」を見据えた新たなサービスも今月末から開始する予定で、鵜匠の石原篤郎さん(45)は「昼も夜もそれぞれに見る楽しみ方があるのでぜひ見に来てほしい」と話した。